片頭痛はセロトニンという脳内の神経伝達物質が深く関与している片側性、拍道性(ズキズキする)の頭痛が特徴的です。発作は4〜72時間程度持続し、『前兆のある片頭痛』と『前兆のない片頭痛』に大別されす。また緊張状態が長く交感神経があまりに優位になり過ぎると、反動でリラックスした時に交感神経が過剰に優位になり、血管が大きく拡張して頭痛を引き起こします。

以下の項目に当てはまる方は片頭痛かもしれません。

  1. 気圧の変化、天気が悪いと痛む事が多い。
  2. 強い光、音、匂い、人混みで痛む事が多い。
  3. 生理前後で痛む事が多い。
  4. おじぎをしたり、首を振るとズキンと痛む事が多い。
  5. 寝不足、2度寝で痛む事が多い。
  6. 昼休み、帰宅後、お休みの日に痛む事が多い。
  7. 静かな暗室で横になっていると楽になる。
  8. 湯船につかると痛みが悪化する。首筋を冷やすと楽になる。
  9. 会社の上司、学校の先生や友達が原因で痛むことがある。

緊張型頭痛は1次性頭痛の中でも一番多く、女性に多いのが特徴的です。首、肩、背中周りの筋肉の緊張からの血流不良や、気が張った状態が長く続いたことで交感神経が血管収縮を強く促し、周囲の神経に痛みとして影響を与えていると言われています。重く締め付けられるような痛み、浮遊感、ずっと鈍い痛みを感じる事が特徴的です。ストレスや不安、抑うつなど心理的な原因もあると言われています。

以下の項目に当てはまる方は緊張型頭痛かもしれません。

  1. 朝起きてしばらくすると、だんだん痛みが出てくる。
  2. デスクワークや学校に行っている時に痛みが出る事が多い。
  3. おもに肩、首すじから頭痛になる事が多い。
  4. 姿勢が悪い自覚がある。
  5. 食いしばり、噛み締めの自覚がある。
  6. 無意識に力が入る。脱力が苦手だ。
  7. お風呂に入ると楽になる。首筋を温めると楽になる。
  8. 会社の上司、学校の先生や友達が原因で痛むことがある。

群発頭痛は、緊張型頭痛、片頭痛と比べて少数で、男性に多く(女性の3〜倍)20〜40歳代に起こりやすいという特徴があります。15〜180分持続する眼周囲の激しい頭痛発作が1日の同じ時間帯に出現しこの状態が数週から数ヶ月続くことを言います。頭痛と同側に発汗や流涙、鼻水などの自律神経症状を伴うことも特徴的です。

以下の項目に当てはまる方は群発頭痛かもしれません。

  1. 夜間に突然、目がえぐられるような激しい痛みに襲われる。
  2. 毎年決まった時期に、毎日痛みに襲われる。
  3. 決まった時間以外は特に痛みを感じない。
  4. お薬が効きにくい。

【2次性頭痛:脳出血、くも膜下出血、髄膜炎、頭部外傷】

→今まで感じたことの無い痛み、しゃべりにくい、手足が動かしにくい、物が二重に見えるなどの症状がある方は、命に関わる危険性があります。早急に病院での検査を受けて下さい。

 

【風邪を伴う頭痛、二日酔い】

→風邪を伴う頭痛は、薬を服用して風邪の症状が治るまで様子を見て下さい。二日酔いでの頭痛は多めに水分補給をして下さい。

 

【帯状疱疹】

→肩口から首筋への強い痛みは帯状疱疹の可能性があります。頭痛と同じルートなので間違えやすいですが、表面的な痛みに加えて耳の中が痛くなるとさらに可能性が高まります。水疱は後から出てくることが多いで、最初は頭痛と間違えることがあります。

 

【後頭神経痛】

→背中〜首〜後頭部〜頭頂部にかけて起こる神経痛です。電気が走ったようなピリッとした痛みを繰り返します。命に関わる頭痛ではなく、筋肉硬直が神経を圧迫するのではと考えられているので、筋肉をほぐすなどで自然に治ります。

 

【片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛の複合型】

→特に片頭痛と緊張型頭痛の複合は多く、ある時はズキズキ、またある時には締め付ける感じと、痛み方や場所が異なる場合があります。当院ではお客様から頂いた情報と実際の施術を通して、頭痛の種類と原因を絞り込み、最適な施術でつらい痛みを取り除いていきます。

 

【薬物乱用頭痛】

→慢性頭痛の方で、月に10〜15日以上薬を服用している方は薬物乱用による頭痛かもしれません。頭痛外来の患者さんのうち15%程度は薬物乱用による頭痛だったというデータがあるほど、痛みを抑える薬が逆に頭痛を悪化させているケースがあります。あらゆる痛みを抑える成分が入っている市販薬が、病院で処方される薬より発症率が高いと言われています。すぐに薬の服用を中止するのが効果的ですが、本来の痛みを我慢出来ないのであれば、当院整体の施術を受けながら、徐々に減薬していく方法はいかがでしょうか。

(参考文献:日本頭痛学会「慢性頭痛の診療ガイドライン市民版」)

 

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